ＴＯＰＩＣＳ
今日はまず初めに、非常に残念なニュースを伝えねばならない。
先の全日本パンクレーション大会の中量級で見事優勝し、北斗旗本戦での活躍も期待されていた「破壊王」こと飯島進が怪我により棄権を余儀なくされることとなった。
先日発売された「格闘技通信」誌の展望では、優勝候補の本命として名を上げられていた飯島だは、本戦に向けてハードな練習を積んでいる最中に、古傷の膝靭帯を損傷するアクシデントに見舞われる。
当初は、それでも怪我を押しての出場を欲していたが「ここで無理をすると今後の選手生命はない」とのドクターの診断により、無念の欠場となった。
この話を聞き、飯島の最大のライバルとも言える高田久嗣もショックを隠せない様子。
高田は、昨年の北斗旗準優勝者。まぎれもなく今大会の優勝候補の筆頭である。
飯島と二人、互いのブロックを駆け上り、決勝で会おうと誓い合っていただけに無理もないところだが、今は心新たに「ヤツの分まで俺が・・・」と悲願の初優勝に向けて決意を固めているところだ。
さて、他のメンバーに話題を移すと、虎視眈々と静かに上位進出を狙うは“TEAM-U”中量級第三の男、「忍者」青木政樹（ﾏｻｼｹﾞ）。
彼は、かつて帯広支部在籍時には北海道地区では無敵を誇った強豪であり、９７年には同地区の無差別級（!!）のチャンピオンにも輝いているが、北斗旗への参戦は今回初。
ここで活躍して、かつての恩師＝帯広支部長飛永師範代に、一回り大きく成長した姿を見せたいことだろう。
技はまだ粗いながらも、そのポテンシャルの高さは折り紙付の青木。
上位進出の可能性は十分にある。
次に、軽重量級では「闘将」能登谷佳樹。
昨年秋の北斗旗無差別では見事６位に入賞し、一躍「顔」となった彼だが、その前の春の体力別ではベテラン酒井修（関西本部：９６年北斗旗無差別王者）のインサイドワークの前に微妙な判定で二回戦で涙を飲んでいる。
それだけに「今回は・・・」との思いも強いところだが、その能登谷の前に難敵が登場。
今年度の九州地区チャンピオンであり、９８年の北斗旗無差別５位入賞の寺本正之だ。
二人が順当に勝ちあがれば、北斗旗無差別入賞者同士の両者のサバイバルマッチが、何と二回戦で実現してしまうというこの組合わせ。
しかし、それをクリアしないと上位進出はならないだけに、能登谷の意地に期待したいところだ。
そして最後に、幸運なニュースが飛び込んできた。
何と、「関節魔」藤本直樹が、北斗旗の軽重量級に出場することとなった。
関東予選で東ロシア大会への切符を一旦はＧＥＴした彼だが、その後諸事情によりキャンセルに。
一人無念の涙を飲んでいたが、軽重量級に棄権者が出た為、今回抜擢を受けることとなった。
本来、中量級の藤本が軽重量級で活躍することは、正直言って厳しいだろうが、昨年の北斗旗でも緑帯として異例の出場・健闘を果たした彼のこと。
何か一発やってくれそうな期待は、存分に持てる男である。
５／７（日）、北斗旗全日本体力別選手権を、ＣＨＥＣＫ ＩＴ！！
（00/04/28記す）
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