ＴＯＰＩＣＳ
７／６(日)、荒川総合スポーツセンターに於いて '０８関東地区ビジネスマンクラス（以下ＢＣ）、女子部、少年部大会が行われた。
“TEAM-U”からは大槻（大宮西：６級）と佐藤（北本：３級）の二名がＢＣにエントリー。
「５級以下基本ルールの部：軽量級」に参戦した大槻は５９歳。今大会最高齢というよりも、大道塾の全大会を振り返ってみても史上最高齢ではないかと
思われる。尚且つ、大槻はＢＣ大会のみならず、一般部の大会（'08春関東地区大会）にもエントリーするほどのファイティングスピリッツの持ち主だ。
さすがに過去二回の大会では勝利を挙げることはかなわなかったものの、「三度目の正直」に賭ける今大会では、予選リーグで念願の初勝利を上げ、場内の拍手喝采を浴びた。
その大槻の奮闘に刺激を受けたか、「４級以上空道ルールの部：中量級」にエントリーした佐藤も大活躍。
人数の問題もあり、４級以上は全て空道ルールで行われた今大会。緑帯３級故、本来は寝技なしの佐藤の不利は否めなかったが、それを補って余りある思い切りの良い
パンチ攻撃を見せ、こちらは見事な初優勝。
近年、素晴らしい盛り上がりとレベルアップを見せているＢＣ大会。総本部ＢＣを束ねる松原師範代は、大会後、「おととしより恒例となっている支部対抗交流戦
を今年も企画します」と明言。
熱いオヤジ達の燃える闘魂は今後も更に激しさを増しそうだ。
'０６関東地区ＢＣ，女子，少年部大会ダイジェスト
【ＢＣ空道ルール：軽量級】
決勝：
深草（吉祥寺）vs 大塚（渋谷）
ムエタイに傾倒する飯村支部長の指導の下、テクニシャンぞろいで知られる吉祥寺支部勢だが、ＢＣではファイタータイプも多い。ややクラウチングなサウスポー構えから
強烈な右フックを主武器に勝ち上がってきたのは深草。
一方、左の攻撃に冴えを見せ、予選リーグでは今大会唯一の一本勝ちで勝ち上がってきたのは大塚。
両者の対戦は、戦前の予想通りに熾烈な打撃戦。どっちら転ぶかまったく分からぬ激戦だったが、最後は黒帯奪取の執念で勝ったか？ 判定で大塚が勝利した。
今大会「１級」でエントリーしてきた大塚だったが、実は昨年の夏合宿時に昇段審査を受験し、総本部からは合格の報が既に出ている。ところが「勝ち点ポイントは
クリアしていても、その内容が悪すぎる」との理由で、異例の「支部長預かりで昇段認めず」という前代未聞の経緯があった。
これまで辛い日々であっただろうが、それに負けずに今大会では見事な戦いぶりを見せ、結果を出した大塚に最大級の賛辞を送りたい。
また辛い思いは、断腸の思いで「昇段預かり」という断を下した支部長サイドも同じであっただろう。今回の結果を心から祝福したい。
【ＢＣ空道ルール：中量級】
決勝：
佐藤（北本）vs 毛利（佐久）
ハードパンチャーの佐藤は序盤より積極的に前へ。
毛利も予選リーグでは切れ味鋭いパンチを見せていたが、ここは相手に付き合わず、組みの展開へ。
組んだ後はキレイな捨て身技でグランドへ持ち込んだ毛利。佐藤に上を取り返されるが、三角絞め、腕十字と繋いで攻勢を取ったが極めきれず。
スタンドでの再開後、ピンチを凌いだ佐藤は勢いに乗って更に前へ。強烈な右ストレートから一気のパンチ連打で逆転の「効果」を奪取。
佐藤が初優勝を飾った。
また今回の佐藤は「北本支部」の名前で大会にエントリーした最初の選手。そこでの優勝は“TEAM-U”の仲間に大きなプレゼントを贈ることになった。
【ＢＣ空道ルール：重量級】
決勝：
青木（綾瀬）vs 井之上（吉祥寺）
地元開催で気を吐く青木は元気いっぱいの闘いぶりで、優勝候補筆頭と目された伊東（総本部：'07全日本ＢＣ空道ルール重量級準優勝）を予選リーグで
下しての決勝進出。
一方のブロックからは井之上が四人トーナメントを制して決勝へ。
予選トーナメントでは前に出てパンチを振るうファイタータイプの闘いぶりを見せていた井之上だが、決勝では間合いを遠く保ち、ローをコツコツ当てる。
意外な展開にすかされたか、本来パンチャーの青木もついつい蹴りには蹴りで反撃をしてしまう。
しかし蹴り合いとなれば、吉祥寺支部のお手の物。井之上、強烈な左ミドルで青木のわき腹をえぐり、優位に立つ。
ポイントを取り返しに、ようやくパンチ攻撃を見せた青木だが、時既に遅し。追い足が遅く、遠い間合いをキープする井之上を捕まえきれずにそのまま終了。
判定で井之上が優勝をＧＥＴ。
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