ＴＯＰＩＣＳ
４／５(日)、桜満開の中央区総合スポーツセンターにおいて '０９春季関東地区大会が行われた。
今年は第三回世界大会の開催年。日本代表への最後の足固めを狙うトップ選手に、再度の夢をかけるベテラン選手。はたまた「一発喰ってやろう」と意気込む新鋭たちで、
その熱気は春の陽気を飛び越えて、一気に夏真っ盛りのようなヒートアップぶり。
予選では特に軽量級と中量級では、高いレベルの激闘激戦が繰り広げられ、６月の北斗旗本戦に期待が掛かる内容であった。
また交流試合青帯の部では、我が“TEAM-U”から出場した加藤（大宮西）が頭一つ抜けた強さを見せ、見事な優勝を飾った。
「この後は『顔あり』にチャレンジさせます」と語る渡辺支部長。加藤は元々柔道経験もあり、年齢的にもまだ２０歳の伸び盛りの選手。今後の彼の成長に
「乞うご期待！」というところか？
'０７春季関東地区大会ダイジェスト
【北斗旗予選：軽量級】
決勝：
・高橋（新潟）vs 宮地（八王子）
北斗旗本戦の決勝としても成立するであろう両者の対戦。予想通りに決勝に駒を進めてきた両者だが、「順風満帆、すいすいと」という内容では決してなく、
接戦をものにしての勝ち上がりだった（もっともそれは両者のコンディションに問題があったわけではなく、対戦相手のレベルもまた極めて高かったのが接戦の理由である）。
さて試合だが、離れての打撃、立ち組み、寝技と全ての展開で高橋のほうが一手早く、上を行き、予想外にもすんなりと本戦決着。
（決勝以前の試合も含め）このレベルの切磋琢磨が今後も続けば、世界大会でも期待を持ち続けられるだろう。
1位／高橋腕（新潟） 2位／宮地孟（八王子）3位／中村知大（早稲田） 4位／岸純青（横浜北）5位／小林悟（若狭）
【北斗旗予選：中量級】
決勝：
・柳川（岸和田）vs 堀越（総本部）
見るからに一回り大きな身体となった北斗旗チャンプの堀越。聞けば世界大会を睨んでウエイトトレーニングに余念がないそうだ。
しかし急激にウエイトで筋肉をつけると、身体のバランスが崩れて動きにキレやスピードがなくなったり、怪我が増えたりというマイナス面もよく顔を出すものだが、
今回の大会を見た限りでは、そんな懸念も無用のようだ。
対戦相手の柳川は全国レベルではまだまだ無名の選手（昨年秋の北斗旗に予備戦に出場、敗退）。堀越の相手はいかにも荷が重いかと思われたが、鋭いパンチテクニックで
本戦は旗が割れる大健闘。しかし延長に入るとエネルギーが切れたか、有効１、効果２を立て続けに献上し完敗したが、北斗旗本戦に期待を持たせた。
1位／堀越亮祐（総本部） 2位／柳川慶夫（岸和田）3位／須磨崎真（東邦大） 4位／堀 宗紀（成田）5位／荒柄義隆（横浜北）
【北斗旗予選：軽重量級】
決勝：
・野田（横浜北）vs ジェイソン（吉祥寺）
前に前にとプレッシャーを掛け、強烈なミドルを軸に優位に進めていたジェイソンだったが、ワンチャンスを捉えた野田の腕十字の前に苦杯を飲んだ。
1位／野田洋正（横浜北） 2位／ジェイソン・アンゴーブ（吉祥寺）3位／高橋辰佳（掌道会） 4位／北田大輔（成田）
【北斗旗予選：重量級】
決勝：
・八幡（新宿）vs 日高（行徳）
ともに以前は緑帯の部で優勝経験のある二人。順調な成長ぶりは大いに嬉しいところ。
八幡は予選リーグで、優勝候補の一角と思われた阿部（新潟）からハイキックで有効を奪う殊勲の勝利を挙げての決勝進出。
打撃では大きな差はつかなかったが、組み技でペースを取った八幡の優勝。
過去の経歴を聞けば、日拳と極真の強豪だったとのことで、さもありなんと言ったところか。本戦での活躍も期待したい。
1位／八幡義一（新宿） 2位／日高進（行徳）
【北斗旗予選：超重量級】
1位／伊藤征章（渋谷） 2位／三木善靖（早稲田）
【交流試合：緑帯の部】
全般に、両者ひたすらパンチを振り回すような（攻防ならぬ）攻攻の展開が多く、見ていてヒヤヒヤする試合が多かった。
間合い、ステップ、ディフェンスの練習に注力した上で、試合に臨んで欲しい。
1位／宮崎弘人（行徳） 2位／林慎一郎（総本部）
【黄帯の部】
決勝：
・マルセル（総本部）vs 渡邊（総本部）
この黄帯の部に限らず、今大会では総本部若手の元気さが目に付いた。
黒木三段が総本部指導員として着任し週５日の指導をこなしている、その成果は着実に出ているようだ。
準決勝までの内容を見た限りでは、技術的にはマルセロの方が上かと思われたが、前に前にとひたすら攻め続けた渡邊が優勝をＧＥＴ。
1位／渡邊利生（総本部）
【青帯の部】
・石橋（草加）vs 加藤（大宮西）
埼玉勢同士の対戦。
体格に一回り勝る加藤が、開始早々のボディの打ち合いで攻勢を取ると、後はハイキック、後ろ蹴り、掛け蹴りなどの多彩な技も見せ、
付け入る隙を与えずに、判定勝ち。
しかし最後まで気持ちを折らずに抵抗した石橋も立派。
1位／加藤輝彦（大宮西） 2位／石橋謙（草加）
【白帯の部】
1位／海藤義尭（総本部） 2位／山取平和（湘南）
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