ＴＯＰＩＣＳ
９／１９（木）〜２６（火）の８日間、渡邉支部長が、コロンビアのサン・アンドレス島という場所で行われたパンアメリカン大会の審判の為、現地に遠征した。
乗り継ぎの時間も含めて、片道約３０時間の遠征は大変ではあったと思われるが、渡邉支部長も充実した時間を過ごして帰国した模様である。
その渡邉支部長の帰国後のコメントは次の通り。
「私もいろんな国へ遠征させていただいていて、その度に良く思うんですけれど、今回は特に『日本ってスゴイ国なんだなぁ』というのを改めて感じました。
今回行ったコロンビアのサン・アンドレス島という島はカリブ海に浮かぶ小さな島なんですけれど、日本から見たら地球の真裏、、、まあ正確に言えば真裏はブラジルなんで
しょうけれど、まぁ経度だけなら「ほぼ真裏」ですね。で、島一周が約２０kmというホントに小さな島なんです。
でもそんなところにも空道が普及していて、まぁ空道でなくても、空手でも、柔道でも世界中に普及しているじゃないですか?! 最近ではアニメだとかマンガといった
ＰＯＰカルチャーもそうですし、、、。
一方で道路には、ヤマハのバイクが走っていて、スズキの車が走っていて、、、。さらに街中の電気ショップを眺めれば、ＳＯＮＹのテレビやらオリンパスのカメラが
売られていて、、、と。
つまり文化の面でも文明の面でも『日本っていうのはそれだけの影響力がある国なんだな』、と。東洋の端っこにある小さな島国がそれだけの発展を見せ、影響力を持つって
いうのは、やはり凄いことだと思うんですよ。
だから『俺は、私は、日本人だ』というのは、本当に誇りに思って良いことなんです。
これは実際に一緒に遠征に行った岩ｱ大河君が経験したそうなんですけれど、街中を歩いていたら『チーノ、チーノ』って呼ばれて。『チーノ』っていうのはスペイン語で
『中国』とか『中国人』とかの意味なんだけれど、どちらかと言えば蔑称に近い感じらしいんですね。私もスペイン語に堪能なわけじゃないから、よくは分からないながら（笑）。
で、『チーノ』と呼ばれた大河君が『ちげーよ、俺はジャパニーズだ！』って言い返したら、『オォ〜、ハポン！』ってビックリされて、見る目も態度もガラッと変わったというね、
そういう体験をしたそうです。
実は似たような体験は自分も持っていて、あれは１９９８年かな?! 大道塾の遠征に初めて参加させてもらって、、、。
アメリカのカリフォルニアの南の方にあるニューポートビーチっていうところに行ったんだけれど、そこはアメリカ国内でも『金持ち白人の街』として知られているところなんです。
だから街を歩いていても、もうほとんど白人。黒人とかメキシカンはポツポツとしか見ないし、ましてやアジア人なんかゼロ。
そんな中で日本人の集団が、しかも東塾長をはじめ、長田先輩（仙台西支部長）やら山田先輩（新潟支部長）やら、存在感ありまくりの人たち（笑）が集団でぞろぞろと歩いている
ものだから、ホテルでもレストランでも、どこに行っても注目されて、、、。
それで『君たちは何者?! ここで何してるの?!』みたいな質問される度に、通訳についてくれた人が『彼らはみ〜んな空手（※当時、大道塾はまだ「格闘空手」を名乗っていた時代）
のチャンピオンなんだよ』って答えると、『Ohhh, Karate?!』って驚きとリスペクトの眼で、皆、こちらを見るという、、、。
こういう話って、今ではネットやらＴＶやらで普通に良く見聞きするものだと思うんだけれど、でもやっぱり実体験をすると、全然違ってくるんじゃないかと思うんです。
だから皆さんも、ぜひ海外に出てみてほしいです。
で、もう一つ言うと、やはり尊敬される日本人のイメージというのは、特に『サムライ』なんですよ。高い能力を持ちながら、それをひけらかさない。謙虚で、他者に対する敬意も
忘れない。確固たる己を確立していて、ぶれない。約束をたがわない、信頼できる、、、そんなイメージがサムライ＝日本人にはあるんだと思います。
ちょっと余談っぽくなるんだけれど、今回サン・アンドレスの街中を歩いていたら Samurai という名の扇風機を見つけました（笑）。『高性能で信頼できる商品です』っていう
イメージでしょうか?!
また以前には、モスクワで、やはり Samurai という名のコーヒーを見つけたことがあります（笑）。こっちは『こだわりを持った人が選ぶ味と品質』ってイメージですかね?!
だから、これを読んでくれてる皆さんも、「日本人の、サムライの、一人として」誇りをもって武道に励んでほしいな、と本当に思います。押忍。」
※コロンビア（サン・アンドレス島）遠征の詳細は、
・レポートは こちら、
・フォトアルバムは こちら、
からどうぞ。
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