ハッキリ言って、「何でもよかった」。それが柔道でも・ボクシングでも・剣道でも・・・。
この不景気と、殺伐とした世の中にあって、小さいながらも、一会社の社長として、また３人の子供の父親として、「人として正しい判断が出来る」大人になりたかった！
そのためには、何が必要なのか？ 「自信・勇気・学問・経験」いろいろ考えた末に、やはり心身の鍛練からくる「強さ」に帰着するのではないかとの結論に達し「武道」をと、この歳、３８歳の決断であった。
そうと決めたら行動は人一倍早いほうで、早速道場探し！
電話帳と、最近はじめたインターネットで探すこと３時間、「浦和市空手」をクリックしたところ画面に映ったのは、少々弱そうに見えた「渡辺師範代」と「仮面ライダーにウルトラマン、いつもヒーローは強かった」のコメント！！
「これだ」と思ったところ、その名は「大道塾」。
多少の不安はあったものの、とりあえず見学へ・・・。
見たところ、みんなやさしい目をした青年ばかり・・・と思いきや、渡辺師範の「構え！」の一声にて、あたりは仮面ライダー１号・２号はおろか、快傑ハリマオにスペクトルマン、おまけにスーパージェッターまで登場。
「セイ”セイ”」のかけごえに圧倒されること１時間ほど・・・いつしか自分も「パピー」に変身・・・・・と言うことで入門決定。
「これでおれもヒーローだ」！！
最初は、「だれにも内緒で」と思っていたものの、子供に問い詰められあっさり白状したところ、「ぼくも、おれも、わたしも」との催促。女房と相談の結果、長男（中３）と次男（小５）にも入門許可。（付 「わたし」（小４）は「まだセーラームーンにはまだはやい」と、却下・・・）
と言うことで、今では、親子して稽古日（毎週水・土）が待ちどうしく、４ヶ月経った今では、親子というより良きライバルとして稽古に励んでいます。３８歳の体には、少々キツイなーと思うこともありますが、「入門初心」を忘れることなく、残りの人生「常に正しい判断が出来るよう」励んでいくつもりです。
（2000/5/22）
・元気はつらつと稽古に励む菊川さん親子。
（左から、長男の晴来クン、次男の雅喜クン、そしてご本人）